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ArcMania and Lambda / Micro Illuminator
タイプ ArcMania and Lambda製MOD
大きさ
重さ
光源 LuxeonI -Lambertian (bin Q4G) x 1
電源 単4電池 x 1
防水性能
スイッチ テールスイッチをカチッとなるまで押すと点灯。軽く押した場合は、押している間だけ点灯。
使用可能
時間
その他 Legend1AAAベースMOD。
(スイッチは誤点灯防止のロック機構有り。ただし、将来的には無くなる)。
リフレクタ仕様。
DCコンバータにより一定の明るさを長時間持続。




左からArc-LE、TKH-21、MicroIlluminator、Arc-Ls(rev1)、KL1+E1e




MicroIlluminator    Arc-LE

MicroIlluminator   KL1+E1e


X-light , MicroIlluminator , Pelican L1 , Arc LE


Micro Illuminator Inova X5
MicroIlluminatorはリフレクタのおかげでX5と比べてもより広範囲(あまり明るくはありませんが)を均一に照らします

薄いリングです。エッジで紐が切れたら困るので熱収縮チューブを利用しています。 なかなか収まりは良いです。
ただし、リングの外径がLegendより少し大きいのではみ出しています。
100円SHOPにもある伸縮ストラップをつけてみました。






2003年3月24日

Arc-Mania and Lambda製の小型ライトです。
DCコンバータにより単4電池1本だけでLuxeon-lambertianを駆動しています。LuxeonのランクがQ4Gのため、明るさ、色合いとも満足のいくものとなっております。
Luxeonを使用したライトで一般的なNX-05レンズではなくリフレクタにより集光しています。そのため、NX-05では中心付近から外周部に向け徐々に暗くなっていく照射パターンが、このライトの場合は中心とその外周と大きく2段階の明るさに分かれています。中心付近の明るい部分は狭くスポット光です。外周部は明るくありませんが広く、内側も外側もほぼ同じ明るさです。そのため、近距離では広い範囲を照らすことが出来る使いやすい光になります。(強烈に明るい部分がないため、人間の眼がそれに引っ張られにくいことも理由だと思います)。外周部が広くなる原因はLegend1AAAが小型ライトのため、リフレクタが小さく奥行きが短いせいもあります。

 "明るい中心部"が広いほうが良いか、それとも多少暗くても視認性の良い外周部が広いほうが良いかは個人の好みがあると思いますが、私としてはリフレクタ集光で正解だと思いました。いくらArc-Mania氏のコンバータが優秀でLuxeonのランクが良いといっても、単4電池1本である程度長時間使用できるようにするためには電流を抑える必要があります。そのためKL1やLS1と比べると見た感じの明るさでは明らかに負けてしまうのも事実です。
しかし、リフレクタ集光により範囲は狭いですがある程度の遠距離照射が可能になり、さらに外周部の照射範囲の広さから近距離での対象物の見易さはArc-AAA以上になっていると思います。

単4電池を使用する小型ライトということで、どうしてもArc-AAAと比較してしまうのですが、光については圧倒的に勝っていますが持ち運びのしやすさという面では、基になっているライトが少し長めでヘッド部分が大きいのでズボンのポケットに入れるには少しかさばる感があります。
タバコよりちょっと長いくらいなので取り出しやすさを考えて胸ポケットに入れるのが良いと思いますが、かがんだ際に落としてしまいそうです。
このライトをより活かすにはランヤードやクリップ等のものが必要だと思います。
Arc-Mania氏もその辺の問題の改善についていろいろと模索されているようです。現状では専用のキャリングケースを考えられているようです。
(本体とテールの間に挟むリングをご提案いただきました。写真を参照ください)

もとはLuxeonとDCコンバータ部分がLuxeonが一体となったモジュール(Pill)で、それをライトに挿入して使いますが、私が所有するMicroIlluminatorはLuxeonのbinがQ4Gということもあり、明るい反面発熱が多いのでモジュールと本体を放熱材で固めてあります。そのためモジュール内部を覗うことは出来ません。

単4電池1本でLuxeonを駆動するArc-Mania氏のコンバータの性能は素晴らしいものがあると思います。効率もかなり良いとのことです。
また、アルカリ電池よりニッケル水素充電池を使用した場合の方が、トータルの使用時間は短くなるものの、初期光量を長く維持できるようです。ただ、単4型電池自体の容量は少ないので、明るさと使用可能時間を高い次元で両立させるには良いランクのLuxeonが必要です(このコンバーターはLuxeonを約2.9V、120mAで駆動しているようです)。今後このライトが安定して販売されるかどうかはLuxeonの品質の良いものが入手できるかどうか次第ともいえます。

 注:このライトはLambda氏のウェブで販売される予定ですが、仕様(Luxeonの種類、集光方法、使用可能時間等)に変更がある可能性があります(私の所有するものはプロトタイプです)。Legend1AAA自体にフリッカー問題が存在します。これはテールスイッチの構造によるもののようですが、メーカー(Brinkmann)としては今後はその問題を解消した上でスイッチのロック機能がないものに変っていくようです。

※ ここで、ご紹介しているライトは個人の自作MOD(改造)ライトです。トラブル、故障に対する保証は基本的にありませんのでご注意ください。



2003年4月17日追加

Lambda氏のサイトで販売されるであろうMicroIlluminator用の1AAA Pillの写真をArcMania氏よりいただきましたので掲載します。

画像をクリックすると別画面で拡大表示します。




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