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SUREFIRE / M3
タイプ SUREFIRE社製 市販ライト
大きさ
重さ 212g (実測:電池含む)
光源 キセノン球 x 1個 
(標準ではMN10が装着済。箱の中にMN11が付属)
MN10 初期光量 125ルーメン
MN11 初期光量 225ルーメン
 
電源 CR123A x 3
防水性能
スイッチ テール部分を回転させて締めると点灯。
テールスイッチと本体の目印を合わせた状態から押した場合は、押している間だけ点灯。
現在、L4と同様のクリックオン&ロックアウト式のテールスイッチのものも販売されているようです。
使用可能
時間
MN10 60分
MN11 20分
その他 Type III Hard Anodized
shock-isolated bezel/lamp assembly
ランヤード(Z45)付属
CR123A電池2本付属





左から M3 , mini-MAG w/ NewBeam , M2 , A2 , L4 , Scorpion , E2e


ヘッドを外した時は、誤って電球を落とさないよう注意

テール側は二重のOリング

左MN10  右MN11

付属のランヤード



Dimage Z1 ISO200 640x480で撮影後縮小 1/6 f2.8 コントラスト弱 フォーカス∞ ホワイトバランスAUTO


2004年2月2日
 
CR123Aを3本直列で使う9Vタイプの強力ライトです。
Surefire製品の最高峰に位置付けられるSpecialOpsシリーズというだけあってM2M6と同様に造り、性能とも素晴らしいライトです。
 特に気に入ったのがこの本体の大きさと形状です。個人的にですが、ライトの胴体を手のひらでしっかりと握ろうと思った際(親指と人差し指がヘッド側、小指がテール側にくる通常の持ち方で、ヘッド部分に指をかけない持ち方という意味)、私のようなちょっと大きめの手はM2やE2のようなCR123A2本タイプではちょっと短くて、力を入れる際に一番大事な小指が本体からはみ出してしまいます。また、M2ではクリップもちょっと邪魔に感じます。ところがこのM3は、ほどよい長さで手のひら全体をライト本体にかけることが出来ます。さらに、クリップもなく本体形状もスリムなことがホールド感を向上させています。もちろん、肩にかつぐように持ったり、注射器のように持ったりして親指で押している間だけ点灯させることも容易です。
 明るさはスペックを見てもわかりますが、かなりのものがあります。特にMN11バルブ(標準で付属しています)を使うと200ルーメンオーバーとM6標準バルブ並みのスペックを実現しています。ただ、実用上はあまり気になることではないのですが、中心付近の照射パターンがやや楕円形になっています(ランプの個体差の可能性もあります)。このMN11およびMN10バルブはM6のものと同様にランプが剥き出しになってますので直接手で触らないように注意してください。また、ヘッドを外すとポロっと外れる構造なので、誤って高いところから床に落として壊してしまわないよう注意が必要です。
 このM3にはLEDユニットとしてKL2とKL6が装着可能です。KL2はKLシリーズ中唯一、日亜LEDを使用したもので白色5mmLEDを19個搭載しています。このタイプのLEDの性格上、中・遠距離への照射は苦手ですが近距離では比較的広い範囲を照らすことが出来、使い易いと思います。KL6はLuxeonV-Portableを搭載しており、深いリフレクタにより集光し、中・遠距離照射もまずまずの性能を発揮します。そして、スペックを見るとP60バルブとほぼ同じ65ルーメンの明るさが90分以上続くとなっております。これはコンバーターを搭載していることが功を奏しているわけですが、なかなか魅力的な数字ではないでしょうか。(通常のライトは電池容量が少なくなるに従って暗くなります)

 ポケットに入れるには大きいし、フィラメント使用時のランニングコストやランプ価格を考えると日常での使用はCR123Ax2本タイプのライトのほうが多くの場面において適していると思います。しかし、これは個人的な感想ですが、このライトの一番の”売り”はそのフォルムがとにかく印象的でかっこ良いことだと思います。実用よりもコレクションとしての満足度が高いライトと言えます。

 
使用上の注意点: MN10・MN11ともに高出力なバルブのため発熱が凄く、基本的には長時間の連続点灯はしないほうが良いと思われます。無理をするとバルブ等の破損に繋がりますのでご注意ください。

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