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SUREFIRE / L6 |
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![]() ![]() 左から L6 , M3 , L5 , M2 , L4 , mini-MAG 2AA |
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![]() 本体はM3ベースです。 私の所有するものはM3の表記そのままでした。 |
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![]() 右 M3 |
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KL6はM6にも装着可能です。が、この形状はいかがなもんでしょう |
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![]() ↑ クリックすると別画面で原寸表示します |
Dimage Z1 ISO200 640x480で撮影後縮小 1/6 f2.8 コントラスト弱 フォーカス∞ ホワイトバランスAUTO |
M3(MN10バルブ)およびSurefire L4との比較 | |
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![]() LuxeonV-Portableを搭載したライトです。ヘッド部分のKL6は9VタイプのM3やM6に適合します。 最初に見たとき、まず感じたのが「ちょっと長いかな」で、次に「頭でかっ」ということでした。そして、デザインや色合いが、ヘッドと胴体部分とでちょっと合っていないように感じました。これは、ヘッド部分の表面に凹凸が少なくのっぺりした感じなのが一番の原因だと思いますが、今は見慣れたせいかその違和感は感じなくなってしまいました。個人的にM3の本体サイズとそのシルエットを気に入っているので、それがベースとなっているL6への期待が大きくて余計に気になったのかもしれません。 ヘッドの最前面外周は波型の形状になっています。点けたまま伏せて置くと、隙間から光が漏れるので消し忘れ防止になります。また、通常の形状のものを伏せておくとほぼ密閉状態になり、特に強力ライトの場合は熱がこもって高温状態になりますが波型形状はそれを軽減する効果もあります。それと、ランタイムテストを行った際に感じたのですが、この大きいヘッドのおかげで連続点灯時も放熱が効果的に行われており、Luxeonの寿命に良い影響を与えていると思われます。 スイッチはL4と同じクリックオンタイプのものですが、柔らかめのものになっています。L4は硬すぎてちょっと気合を入れて押す必要があり、オン・オフを繰り返すと指が痛くなりましたが、L6はそういうこともなくなり、使いやすさが向上しています。もちろんスイッチ部分を回転させてロックアウトさせると押しても点灯しなくなるので、カバンに入れて持ち歩く際も安心です。 光に関しては文句のつけようが無く、とても良い出来です。深いリフレクターによってよく集光された光(同時期に発売されたL5に比べても、ちょっとですがより集光されているようです)は遠距離の照射にも十分に対応出来、ScorpionやM2、E2eといったフィラメントの強力ライトをリプレースすることも可能です。そして、特筆すべきはそのランタイムです。初期光量を1時間30分程度維持していることも素晴らしいのですが、そこから”だらだら”と暗くなっていく感じが特に良いのです。この”だらだら”(私が計測したときは15時間経過後も10Lux程度で光っていました)が、L6は他のLuxeonライトと比べて粘りがあるように感じます。いざというときには、こういうライトが頼もしかったりします。 このL6は現行Surefire製品の中では明るさとランタイムのバランスで1,2位を争う優れたライトであると思いますが、一般的に見た場合、高価なCR123Aを3本も使っている時点でランニングコストがかかる、経済的でないと言えるでしょう。常にフルパワーの輝度を必要とする用途はともかくとして、多くの場合はもう少し暗くても十分なことが多いと思います。明るさを落として、使用可能時間を延ばす機能(L1のような2段階、もしくは3段階程度の調光機能)があれば、このライトの良さをもっと引き出すことが出来るだろうと感じました。 全体的に見ると、造り、質感はSurefireらしく良いのですが、長さ、重さがそれなりにあり、値段もかなり高いことを考えると万人にお勧め出来るライトとは言えません。しかし、現時点で市販されているLuxeonV-Portableを使ったライトの中では明るさ・ランタイムの総合点ではトップと言えるライトなので、性能にこだわる方には非常に魅力的なライトであると思います。 ※ここでは私の所有するL6および、それに内蔵されたLEDをもとに書いています。LEDには色合いや明るさに個体差があることをご理解の上、お読みください。 |
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