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SUREFIRE / E2e Hard Anodized
タイプ SUREFIRE社製 市販ライト
大きさ
重さ 90g (実測:電池含む)
光源 標準 キセノン球 MN03 x 1個  60ルーメン
(オプション品 MN02 25ルーメン)
(オプション品 KL1 17ルーメン)
電源 CR123A x 2
(電池交換はヘッド部分を外して行う)
防水性能
スイッチ テール部分を回転させて締めると点灯。
テールスイッチと本体の目印を合わせた状態から押した場合は、押している間だけ点灯
使用可能
時間
MN03 75分
(MN02 150分)
その他 Type III Hard Anodized
stainless steel pocket clip




左から miniMAG , E2e , Arc-LSH , Arc-LE
E2eがコンパクトなことがよくわかります

左から A2 , L4 , E2e , KL1+E1e

電池交換はヘッドを外して行います。その際、バルブを落として破損しないようできるだけ低い場所で作業を行ってください。

左:E1e、右:E2e
私の所有するE2eは本体とテールスイッチ部分の色合いが微妙に違い、少しアンバランスな感じがします。A2やL4のテールスイッチを見るとE2e本体のような少し緑がかった色になっていました。色合いは統一して欲しいものです。

左 Scorpion   右 E2e
光のパターン、明るさともに良く似ていると思います。E2eの方がいくぶんかスポット気味の光です。また、E2eの方が白色に近い色合いです。

左 A2   右 E2e

明るさは同じくらいですがE2eの方が照射範囲が広くなっています。光の色はA2の方がより白色に近い感じです



2003年7月16日


CR123Ax2本仕様の小型ライトです。
SUREFIREのライトは軍事・警察等で攻撃的に使用することを目的としたものが多く、強力な光を発する反面、使用可能時間が短かったり長時間連続点灯をするとバルブや本体ヘッド部分に負担がかかって破損につながることがあります。
 このEシリーズは出力を抑えることによって長時間の連続使用を可能にし、1セットの電池での使用可能時間も延ばしたモデルです。とはいってもこのE2eはScorpionと同程度の明るさはありますので、たいていの用途には必要十分な能力を持っていると思います。その小さなボディから放たれる想像以上に明るい光に驚く人も多いと思います。ビームパターンもSUREFIREらしくムラが少ないきれいなものとなっております。 ちなみに、光の色はScorpionよりは白く、A2よりはオレンジ色っぽい感じです。
 連続点灯時の本体はけっこう発熱します。やけどしたりすることはないと思いますが、持ち歩く際は誤点灯しないようにテールスイッチをしっかり緩めておくと良いでしょう。
 造りはSUREFIRE製品らしくしっかりしており、手にもった感じも以外とずっしりとした重みを感じることと思います。ただ、構造上、電池交換はヘッド部分を外して行うため注意が必要です。上の写真からも分かるように本体からヘッドが外れた状態ではバルブ(電球)は簡単にポロッと取れます。誤って落とすと壊してしまう可能性が高いのでできるだけ低い位置で作業を行うようにしてください。

 E2eはE1eと同様にヘッドをKL1(オプション品)と交換することができます。ノーマルヘッドと違いデジタル回路によって初期光量を長時間維持できます(KL1装着時、カタログスペックでは17ルーメンが約4時間続くとなっています)。さすがに60ルーメンのノーマルバルブに比べると光量はかなり落ちるので遠距離を照らす用途には適しませんが、近距離を照らすには十分な明るさがあります。さらにKL1のBatwing+NX-05という組み合わせは光が拡散していて広い範囲を照らしやすく、場合によってはノーマルバルブよりも使いやすいと思います。もちろんLEDなのでフィラメント電球のように切れるという心配はありません。
 使用時間やランニングコストを重視する場合にはKL1ヘッド、遠くを照らしたいときにはノーマルヘッドと状況に合わせてヘッド交換を行って使用するのも良いかと思います。ただし、電池交換時と同様にノーマルヘッド中のバルブを誤って落としたりしないよう注意してください。

 電源にCR123Aを2本使用すること、バルブの価格がSUREFIREは高い(Eシリーズは比較的安価ではありますが)ことを考えると頻繁に使うにはランニングコストが高くつくと思います。しかし、小ささと明るさのバランスが非常に高いレベルにある名品であることは間違いないと思います。持ち歩く際に邪魔にならずそれでいて強力な光を放つライトを探している方にはぜひお勧めしたいライトです。


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