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ArcMania / SE-Bulb(PRbase) for 2cell |
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左から一般的なPRベースの電球 , ArcMania SE-Bulb , ArcMania 1LED-Bulb |
スポット光 |
ワイド光 |
左から ArcMania SE Bulb , BF958改2 , KL1withE1e 写真では焦点が白飛びして極端に明るく感じますが、実際はもう少し暗い感じです。 |
2003年4月16日 見た瞬間、かなりのインパクトを受けることと思います。 PRベースのフランジ型バルブの中にLuxeon-SideEmittingが入っており、さらにDCコンバータが内蔵されています。 この小さいバルブの中にこれだけMODを施してしまうArcMania氏の熱意と技術には感服するばかりです。 SideEmittingは照射角度が広いため、リフレクタ集光が効果的です。 このバルブは乾電池2本(1本1.5Vのアルカリ、マンガン乾電池)仕様となっているので、 適合するライトとしてはマグライトの2cell-C(単2電池2本)、2cell-D(単1電池2本)あたりが上げられます。 Luxeonを使用するバルブタイプのものは放熱面でどうしても直付けタイプに劣ります。そのため、このバルブは電流を360mA程度に抑えています。また、ArcMania氏からはアルミ製のライト以外では使用しないようにという注意を受けました。 明るさに関してはほぼ定格で駆動しているため飛びぬけたものはありませんが、リフレクタで集光することによりNX-05レンズを使う場合に比べ、照射範囲が狭い代わりに幾分遠くまで光が届くように感じます。 バルブ型の利点として、さまざまなライト(アルミライト限定ですが)に装着することができるという利点があります。 自分の愛着のあるライトや会社で支給されているライト等をそのまま使うことが出来ます。 ArcMania氏のこのバルブはプロトタイプのため現状では販売されていませんが、海外では"EverLED"というLuxeonバルブがLEDdynamicsから発売されています。しかし、EverLEDはLuxeon-SideEmittingが剥き出しのため、バルブの交換の際などにはどこかにぶつけて壊すことがないよう注意が必要です。(Side-Emittingはその独特の形状からも分かりますが先端部分の角は非常に欠けやすいといえます)。 また、このようなバルブ型のLEDはフィラメント電球の置き換えとして使うのですが、フィラメント電球を使うライトの中には極性が逆のものもあります。機器の破損を防ぐには保護回路が必須です。しかし、EverLEDには(将来的には改善されるかもしれませんが)、逆極性で取り付けてしまった場合の保護回路がないので取り付けの際にはそのライトの極性の向きが適合するかをテスター等で確認する必要があります。誤って取り付けてしまうと破損するようです。 欠点ばかり並べてしまいましたが、1cellから6cell仕様まで幅広く対応している等、魅力的な部分も多いので今後の改善に期待したいところです。 一方、ArcMania氏のバルブは2cell用と限定されていますが、SideEmittingの欠けを防止する造りと逆極性の保護回路があるため、いわば"MOD初心者にも親切な造り"といえます。 LEDには電球切れの心配がほとんど無いという大きな利点があるため、フィラメント電球の置換としてこのようなLEDバルブに対する需要は市場には確実にあると思います。将来的にはもっと多種のLEDバルブがいろいろなメーカーから発売されるのではないかと思います。 ※ ここで、ご紹介しているものは個人の自作MOD(改造)パーツです。トラブル、故障に対する保証は基本的にありませんのでご注意ください。また、このパーツはメーカー純正品ではありません。その使用により、ライトに対してダメージを与えたりメーカーの保証が受けられなくなる可能性があります。 |
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