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SUREFIRE / A2 Aviator |
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左からE1+KL1, A2 , Mag2AA , Legend2AA |
化粧箱もなかなか良いです |
キセノン球 |
キセノン球 |
LED |
LED |
左から A2(3LED) , InovaX5(5LED) , Arc-LE(1LED) |
左から A2(キセノン球) , Scorpion , R4H with Legend2AA(Luxeon) |
2003年4月12日 LEDとキセノン球を同時装備した複合ライトです。 まず、手に持って感じるのがSUREFIREの製品の造りの良さです。がっちりとそして適度な重さがあり、存在感と安心感があります。 このライトの大きな特徴はLEDとキセノン球の2種類の光源を使い分けることができる点です。LEDは3個しかありませんので、それほどの明るさは感じませんが、近距離でちょっとした作業を行うには十分です。LEDがリフレクタに埋め込まれたような形で取付けられていますので照射パターンはきれいとは言いにくいですが、3個の焦点がきちんと合っているので実用上はそれほど気になりません。 一方、キセノン球の方ですが、一番心配したのは特殊な形状をしたリフレクタがつくり出す照射パターンがどうなのかということでした。が、さすがはSUREFIREです、きれいな照射パターンを作り出しています。明るさもスコーピオンに近いものがあります。ただ、幾分スポット光気味なので、この辺は好みの分かれるところだと思います。 このライトはDigital Plusシリーズということで、回路によって電流を制御して明るい状態をできるだけ維持する機能が付いています。それがLEDだけでなくキセノン球にも適用されているのは嬉しい点です。(フィラメントタイプの電球に対してこの機能が適用されているものはあまり見かけません) 強力なライトは明るい反面、初期光量から明るさが落ちていくのが速いです。どれくらいの明るさまで実用的に使えるかというのは利用者の用途にもよりますが、場合によっては電池残量をかなり残したまま交換しないといけないこともあると思います。そういう場面に多く遭遇する方にはA2が適していると思います。ただし、メーカー発表の使用可能時間は同タイプの他のライトに比べ、少し短めになっています。また、余分な回路が増えていますので環境温度や水に対する耐久性、信頼性の面では単純な構成のライトに比べて幾分弱くなっているとはいえます。 操作面で一点ほど気になったのが連続点灯をさせた時のスイッチ操作です。2タイプの光源を使い分けるということでOFF状態からいっぱいまで締めこむまでの幅が大きく取ってあります。(スイッチを締めこむとLEDが点灯。さらに締めこむとフィラメントも点灯という仕組み) そのため、キセノン球が点灯した状態から完全にOFFにするにはけっこうスイッチを回転させる必要があります。私はちょっと煩わしく感じました。ただ、LEDを主に使って、必要な時だけスイッチをプッシュし続けてキセノン球をつけるという使い方をするには便利がよいスイッチだと思われます。(ちなみに、キセノン球が点灯しているときはLEDも同時点灯しています。キセノンが明るいうちは直視しても判別はつきませんし目に悪いので確認するのは止めておいたほうが良いと思います) また、同じCR123Aを使ったE2(e)に比べ本体が長くなっており,ポケットに収納するには少し大きいと感じるかもしれません。 2つの光源をもつ複合ライトということで、それぞれの機能を単独で持つライトを2本もてばいいじゃないかという話になることも多いと思いますがこの辺は使用する場面、操作性、携帯性等を考えて使い分けるのが良いと思います。 全体的にみると高性能で造りが良く、持っていて満足度の高いライトだと思いますが、値段がけっこう高いのでそれを考慮した場合、人によって大きく評価が変ってきそうなライトです。 (A2にはPorcupineというフロントベゼル形状に特徴のあるタイプもあります。こちらの方が値段がかなり高いようです。また、アメリカでは販売されていないようです) |
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