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ARC / Arc-LSシリーズ

2003年5月20日

■(2004年9月、Arc社は廃業しました。)

Arc-LSシリーズは世界で最初にLuxeon-LEDを使用した市販フラッシュライトとして2001年に登場しました。
当初はメーカーサイトのみでの販売で、非常に少ない生産量のため入手困難な貴重なライトのイメージがありましたが現在は生産量も増加し、取り扱う国内ディーラーも増えてきており、スタンダードランクの製品については入手は比較的容易になってきました。

 このページ下の過去の情報やArc-LS1 Secondのレビューをお読みいただくと分かるように、頻繁な改良を加えながら進化してきています。(不具合の改良がメインですが、これは製品投入時期が早すぎた、メーカーの生産品質が悪かった等が理由として考えれます・・・現状ではかなり成熟した製品になりつつあるように思います。ただ、今後発売される予定のLS4、LS5に関しては大幅な変更が加えられるため、初期品質が気になるところです)

 メーカーはこの製品に対してEDC(Every day carry)、いつも持ち歩けるライトであるということをコンセプトに置いています。そのため、明るいのにコンパクトな本体サイズとなっています。(個人差があると思いますが)ちょっと太いかなとは思いますがキーホルダーとしてポケットに入れることもできます。

 このシリーズはDC/DCコンバータを内臓しているため、電源の容量が減ってきても、ある程度までは明るい状態を保つことが出来ます。これのメリットは大きく、実用性を高めています。その反面、極端な環境(高温、低温)での使用や強度の衝撃に弱い面もありますが、日常生活で使う際に問題になることはほとんど無いと思います。

 光源としてはLuxeonというLEDを使っています。普通のフィラメント電球のような玉切れの心配もほとんどないというのが大きな特徴です。Luxeonのレビューも併せてお読みいただければと思いますが、現行モデルで使われているLuxeonI には大きくわけて2種類あります。
 LSL系に使われているBatwingはLuxeonが発売された当初からあるタイプです。Lambertianは後から発売されたものです。評判としてはBatwingのほうが若干明るく、中心から周辺にむかって滑らかにが暗くなっていくので照射パターンにムラが少ないと感じる方が多いようです。しかし、色合いが中心部から周辺部に移行するにつれて白色から黄色や黄緑等に変化することが多く、これが気になる人も多いようです。
LambertianはBatwingに比べ中心の明るい部分が幾分狭く、明るさも中心から周辺部への変化が少し大きいのでムラが若干多いと感じる方が多いようです。しかし、色合いは照射範囲全体できれいな白色光が得られる確立が高いようです。(光の特徴についてはArc-LSHのレビュー中の写真を見ていただくとわかりやすいと思います)

また、LambertianはNX-05レンズを使って集光した場合、LEDの形状によってどうしても照射パターンの中心部が菱形になりますが実用上はあまり気にならないと思います。(NX-05レンズははもともとBatwingに併せて発売されましたのでLambertianとの相性は今ひとつなのかもしれません。私はLambertianとリフレクタを組み合わせたMODライトも持っていますが、調整が上手くいっているものは菱形のパターンは現れません。)
どちらが良いかは個人の好みといわざるを得ません。できれば店頭で実物を確認後に購入するのが良いと思います。

 通常のStandardモデルとPremiumモデルの2種類がありますが、これは使われているLuxeonのランク等の差です。
さらに、たまにメーカーが直販する値段の安いSecond品があります。購入時にどれを選択するかは悩むところです。
個人的な意見ですが、ライトの明るさや色合い等の細かい点が気になる、または購入後に気にするであろうと予測される人はPremiumを最初に選択するほうが賢明かと思います。

 ただし、LEDを使用するライトには共通して言えることですが、明るさや色合いに関しては個体差が大きいということを理解しておく必要があります。いわゆる当たり外れがあるということです。
 Arc製品はメーカーの評価ランクによって選別後、自社での独自選別を行っているようですが、それでもばらつきがあります。これはLEDの製造技術の面で現状では仕方がないことかと思います。Arc-LSには長期間の保証も付帯していますので、あまりにひどいものはメーカーや販売店に相談するのが良いと思います。

 価格が高いだけにライトが好きな人向けの製品という感は拭えませんが、そういう人にとっては最新の技術を投入し、頻繁な改良を行い、CPF等を通じてユーザーと意見交換を行うArc社の製品はとても魅力的なものとなります。
(メーカーとしては不本意だと思いますが・・・)ある意味、不具合さえも魅力の一つになっているのではないかと思うこともあります。

 Arc-LSシリーズはLuxeonを使用したフラッシュライトのスタンダードと言えると思います。何かと比較対象になることも多く、フラッシュライトファンとしては1本は持っておきたいライトの一つです。

2004年1月30日追加

 Arc4の基本スペックを修正しました。このライトはファームウェアのバージョンアップができるため、このスペックに変更が頻繁に加えられる可能性もあります。購入前にはArc社ウェブサイトにてご確認ください。

2004年1月19日追加

 Arc4(このページではLS4と記載されているモデル)が発売となっております。若干、電池との相性問題等も出ているようです。下の表の予定スペックに記載されている内容と実際が若干違います。詳しくはCPFまたはArc社ウェブサイトにてご確認ください。(時間が取れましたら、私自身も記事の修正をします)

2003年11月14日追加

 現在、ArcのウェブサイトにてSpecial Edition Arc LSH-Pが販売されています。コリメーターにNX-05ではなく"Fraen Low Profile"を使用しており、よりタイトなビームパターンになっています。
また、次期モデルのLS4についてもCPFにてPeter社長の書込みがありましたので下の表へ修正・加筆をしました。(LS5については白色LuxeonV-Portableの寿命が約500時間と短いため、現状では白紙に戻ったといって良いかもしれません。寿命がきたら電球みたいに簡単に交換できれば良いのですがそうもいきませんし・・・)




使用されているLuxeonの明るさと色合いについてはLuxeonのbinコードの項目を参照してください



現行モデルスペック
 (2003年5月20日現在  メーカー発表より抜粋)

タイプ LSL
(LSL-NAT)
LSL-P
(LSL-NAT-P)
LSH
(LSH-NAT)
LSH-P
(LSH-NAT-P)
使用Luxeon 1W Low-Dome
(Batwing)
明るさM〜N
色合い3〜4


明るさP〜Q
1W High-Dome
(Lambertian)
明るさM〜N
色合い3〜4
330mA駆動


明るさP〜Q
本体色 ナチュラルカラー
Type III hard anodized/chemkote Aluminum
ナチュラルカラー
Type III hard anodized/chemkote Aluminum.

LSLよりHA処理のムラが少ない
ナチュラルカラー
Type III hard anodized/chemkote Aluminum.
ナチュラルカラー
Type III hard anodized/chemkote Aluminum.

LSHよりHA処理のムラが少ない
メーカー直販価格 US$120 US$150 US$130 US$160
ヘッド部のみの
単品販売
有り
LSL-NAT-P-HO
有り
LSH-NAT-P-HO
大きさ 長さ 3.2インチ(約8.1cm)
直径 0.95インチ(約2.4cm)
重さ 2.2オンス(約63グラム) CR123A x 1本含む
防水性能 15m
電源 CR123A x 1本(標準)
単3 x 2本(オプション)
標準
パワーパック
TSP-123 (CR123Ax1本用) (テールスイッチ) 
オプション
パワーパック
TSP-2AA (単3x2本用) (テールスイッチ)
使用可能時間
(Sunモード)
CR123A x 1 約2時間
単3アルカリ乾電池 x 2 約1.5時間
単3ニッケル水素充電池 x 2 約2.5時間
単3リチウム電池(1.5Vタイプ) x 2 約3時間以上
DC/DCコンバータ 電流制御によりできるだけ明るい状態(Sunモード)を保つことが出きる。電池がかなり弱くなるとフリッカー(点滅)が起こった後、自動的に暗い状態(Moonモード)に切り替わる。
電池を逆に挿入した場合の保護。
高温になると働くブレーカー機能。

バッテリーの電圧が1.4Vになるとシャットダウン
その他 ・10 Year warranty/30 day satisfaction guarantee.
・LED optics protected by new .030" AR coated, scratch resistant LEXAN lens.


(2004年1月30日現在  メーカーWebsiteより抜粋)
タイプ Arc4 Standard
(CWS-NAT)
Arc4+ Premium
(CWP-NAT)
使用Luxeon 1W High-Dome
(Lambertian)


Standardに比べ約50%明るく、色調も良い
本体色 Type III hard anodized Type III hard anodized
メーカー直販価格 US$150 US$180
大きさ 長さ 3.2インチ(約8.1cm)
直径 1インチ(約2.5cm)
重さ 2.9オンス CR123A x 1本含む
防水性能 有り
電源 CR123A x 1本(標準)
使用可能時間
Level1 約20分
Level2 約45分
Level3 約2時間
Level4 約3時間
Level16まで有り
操作モード 通常操作
・明るさ設定モード
・オプションメニュー
等、多くのカスタマイズが可能。
詳しくはArc4のレビューを参照
ファームウェア ・ファームウェアのバージョンアップは1回目が無料。その後は1台あたり20ドル+送料とのこと。
その他 ・10 Year warranty/30 day satisfaction guarantee.
・LED optics protected by new .092" AR coated, scratch resistant LEXAN lens.
・Cobalt Gold positive/negative battery contacts








以下は過去に更新した情報ですが参考までに掲載しております。


次期モデル予定スペック (2003年5月20日現在メーカー発表より抜粋  11月14日修正 12月17日修正
タイプ LS4 LS5
使用Luxeon 1W High-Dome (Lambertian) 5W High-Dome (Lambertian)
但し、3W駆動?
大きさ、重さ 直径・・0.995インチ(約2.5cm) 1インチ
長さ・・
LSHの半分 3.1インチ
重さ・・ 2.4オンス(CR123A電池含む)
電源 CR123A x 1本
オプションで単3 x 2本
(LS4リリース後3〜4ヶ月後の発売を予定)
CR123A x 2本
ランタイム Highセッティングで2時間まで。
Moonセッティングで20時間以上。
Haighセッティングで1時間まで。
Moonセッティングで40時間以上。
メーカー
直販価格
standard 150ドル
premium 180ドル
standard ?ドル
premium ?ドル
テールスイッチ 現行のものより背が低い。
使用される部品点数が少なく、信頼性が向上。

テールを下にしての直立は出来ない
点灯モード 通常操作での操作は以下のとおり。
・消灯状態でスイッチを1回押す(約1/4秒)と点灯、もう1回押すとOFF。
・点灯状態でスイッチをダブルクリックする毎にHighとLowと2段階に明るさが変わる
・点灯状態でスイッチを長押しするとフルパワーモードになる。動作時間はLEDの温度や電池容量によって10〜30秒程度となり、自動的に通常のモードに戻る。また、フルパワー時にスイッチを押すことをやめると通常のモードに戻る。
・消灯状態からスイッチ長押し(約1/2秒以上)すると点灯し、押すのをやめた時に消灯する。



照射パターンについてはLSHに比べよりタイトな中心と、より広い周辺になるようです。私の所有するR4H-Legend2AAMicroIlluminatorのような感じでしょうか?




テールスイッチをOFF状態から4回押すと、アドバンスドメニューモードに移行し、以下のような初期設定ができるようです。また、この設定は電池を交換しても消えず、記憶されているようです。

・モードの中から個別にON・OFFを設定。
・明るさのHigh/Low設定。(明るさの設定はOFF状態からスイッチをダブルクリックすることによっても行えるようです。簡易モード)この明るさのレベルは2段階よりも増えるかもしれません。
・Safetyモード時にスイッチを押した場合、エラー表示代わりにライトを点滅させる設定。


モード 操作方法
(予定)
その他
Find me 暗闇でもライトが見つけやすいようにビーコンのように光る
Safety 誤点灯防止のロックモード OFF状態から4回スイッチを押してそのまま押した状態を消灯するまで保持する。4回押すと解除
Boost 一時的に出力を上げ、明るさを増すことが出きる。
Boost時間はLEDの温度や電池の容量に左右されるが、最長で20秒間。
点灯中に0.5秒間連続してスイッチを押す 700mA駆動
Ready for Service 電池交換時、電池が正しくセットされて容量もある場合は2秒間自動点灯する。点灯しない場合、電池挿入方向の間違い、電池の容量が無いことが考えられる
Auto conserve 電池の容量が少なくなると、自動的に明るさを次のレベルまで落とす。(現行機種のSun/Moonモード自動切換えと同一?)
Highモード時350mA駆動

防水 約30.5m
リフレクタ 新タイプで、よりスムーズな照射パターンになる。
現行と同様に中距離を照らすことに最適化。
レンズ ポリカーボネート LEXAN。 スパナーレンチを使ってユーザーが自分で交換可能。
その他 ポケットクリップ
ランヤードリング


2003年2月11日追加

LS3が3ダース程、売り出されました。今回の販売はCPFでのアナウンスを行い、時間を決めて早い者勝ち方式だった(他に、ヤフーのオークションでも少量出ています)のですが1回目はすっぽかし、気をとりなおしての2回目はアナウンス時間よりもかなり早く販売を開始し、正式な時間には在庫0という状態でした。現時点ではArcからのアナウンスはないため、何らかの意図があったのかは不明です。が、今まで、顧客サービス、CPFでのユーザーとの信頼関係を重視していたArcだけに人気に何らかの影響があるのではないかと思われます


2003年1月6日追加

CPFでPeterさんが書き込んだ内容によると、Rev2-400mAは実際には約320〜340mAの電流をLEDに流しているようです。
入力が約1.3〜1.45W で出力が約1Wと言うことで効率は約68〜75%になるようです。
ちなみに短期間だけ発売されたRev2-500mAは実際には417mAくらいの電流のようです。


2002年12月21日追加

Arc-LSの2003年モデルは以下のようになるようです。
Lambertian(High DomeタイプのLuxeon)がLSHとして追加になったのと、LS3(5W-Luxeon)がとりあえず中止になったのが大きな変更点です。

LEDのランクについてはLuxeonのページをご参照ください。
品名 使用LED バッテリ-パック 本体色 定価 販売 出荷予定 その他
LSL Luxeon-1W Low-dome
明るさM〜0
色合い3〜5
TSP-123
(テイルスイッチ)
(CR123Ax1本用)
ナチュラルカラー
HA処理
$120 ディーラー
または、直販
2003年1月
LSL-Premium Luxeon-1W Low-dome
明るさPまたはQ
色合い3〜5
TSP-123
(テイルスイッチ、CR123Ax1本用)
ナチュラルカラー
HA処理
$150 直販 2003年1月 LSLよりHA処理のムラが少ない
ただし、レア物のため入手は困難なことが予想される
LSH Luxeon-1W High-dome
明るさM〜0
色合い3〜5
TSP-123
(テイルスイッチ、CR123Ax1本用)
ナチュラルカラー
HA処理
$130 ディーラー
または、直販
2003年1月
LSH-Premium Luxeon-1W High-dome
明るさPまたはQ
色合い3〜5
TSP-123
(テイルスイッチ、CR123Ax1本用)
ナチュラルカラー
HA処理
$160 直販 2003年1月 LSHよりHA処理のムラが少ない
ただし、レア物のため入手は困難なことが予想される
LS3 Luxeon-5W High-dome
2.5〜3W駆動
CR123Ax2本用バッテリーパック $200 直販 2003年1月 LS3は中止だが現在Arcにある少量(35個?)だけを出荷するようです。将来の再販売予定等は不明
ちなみにヘッドとバッテリーパックはそれぞれ単体販売が可能になるようです。既にLSを持っている人はヘッド部分を購入してアップグレードというパターンも可能です。ただし、新しいヘッド部分と旧バッテリーパック(細かい修正も含め、複数のバージョンが存在)との相性によっては色合いも含め、きちんと適合するのか不安があります。


オプション品は以下のラインナップの予定のようです
品名 定価
TSP-2AA パック 単3電池 X 2個用のバッテリーパック。テイルスイッチ付き
ディーラーまたは直販にて販売
$39.95
C-123 ナイロン製ポーチ(CR123Aバッテリーパック使用時のみ適合?)
ディーラーまたは直販にて販売
$19.95
P-123 CR123A X 1本用バッテリーパック。テイルスイッチなし。キズあり
直販のみ。ただし、近い将来廃止
$14.95

ちなみに次のものは廃止になる予定のようです。
LS3・・・・・・・ これが廃止というか中止になるのが一番残念です。理由としてはいろいろあるようですが、
・Arcの理想として、コンパクトなライトの開発があるが、5W-Luxeonを駆動する際、CR123Ax1本には技術的に荷が重い。
・白色5W-Luxeonの品質が安定しない。これは以前から言われていましたが、現状でもLEDの寿命が短いので難しいのだと思います。寿命がのびて安定供給されるようになったら、LS3が復活するのかなと個人的には思います。(他社も含め、性能の良い新しいLEDが開発されれば、そちらを採用するかもしれませんが)
・1W-Luxeonの性能向上に伴い、同じCR123Ax1本使用の1W駆動時に5W-Luxeonの明るさが負けてしまう。Arcは当初5W-Luxeonを使ったLS3に製品ラインナップを1本化して、CR123Ax1本バッテリーパック使用時はコンパクトに、2本バッテリーパック使用時は明るさ重視で使えるというのを狙っていたわけですが、現状では1W時の明るさが負けるというのでは5W-Luxeonを使うメリットが見出せないのだと思います。
(CR123Ax2本では、フィラメントタイプにも明るいライトが多く存在しますし、Arcのポリシーでもあるコンパクトなライトではない)
factory seconds品・・ 2002年はFirst品とSecond品(品質の面でArcの基準をクリアできなかったもので価格を安くしたもの。10年保証なし)がありましたが、来年は廃止したいようです。
ただし、2003年もスタンダード品とPremium品の2本立てですが、スタンダード品が従来のFirst品質であるのか気になるところです。
P-123・・・・・・・・・ CR123Ax1本用バッテリーパック、テイルスイッチなし。スイッチが無いぶん、コンパクトだったので個人的には気にいっていました。Arcでは従来の回転してスイッチをON・OFFする部分にいろいろと問題が発生することがあったので、その対策も含んでいるのでしょうか・・・。こうなると2002年のLS1-Rev1、Rev2はコンパクトという点では貴重になるかもしれません。特にRev1は単3X1本のバッテリーパックが使えていたという点でさらに貴重品かもしれません。とはいってもTSP-123のスイッチは外れるようですので、そこに取り付ける接点を備えたフタがあれば、コンパクトにも使えて良いなと思うのですがいかがでしょうか・・・


2002年12月6日追加
Luxeon-Lambertianを使用したLS2のSecond品(今回はHA処理に少しの問題があるのみで、その他はFIRST品と同等のようです)がArcのウェブにて少量、販売されています。明るさがLS1の50%アップとのことですが、さてどうでしょうか・・・。



2002年8月1日追加・青字は2002年12月6日に追加修正した情報・赤字は2002年10月15日に追加修正した情報・
ついに2002年冬モデルの情報がCPF上で発表されました。
要約すると以下のとおりです(翻訳ソフトを利用しています。急いでまとめましたので、もし間違いがありましたらご指摘ください)
Hybridに関しては2002年10月2日追加を参照ください。


モデル名と特徴
モデル 価格 使用Luxeon ヘッドハウジングとPCBの
使用パーツ
ヘッド以外のパッケージ付属品 備考
LS1 120ドル 1W-Low Dome
White Luxeon

(400mA駆動)
rev2
Rev1
・現行はハウジングがRev1でPCBがRev2のHybrid。
・近日ハウジングもRev2バージョンへ移行
p-123パワーパック(Rev1) 現行のArc-LS
Hybrid以降はシャットダウン電圧変更のため1AAパワーパックは実用的ではなくなった
LS2 150ドル 1W-High Dome
White Luxeon

(400mA駆動)
Rev2 TSP-123パック(テールスイッチタイプ)?
・p-123パワーパック(
Rev2テールスイッチのないタイプ
・DURACELL電池
(・限定品Arcロゴ入ケース
12月発売・10月発売予定11月発売予定
・LS1の約2分の1の照射範囲だが、より集中した
ビーム(LS1より50%明るい?)
シャットダウン電圧の関係上、1AAパワーパックは実用的ではなくなった
LS3 200ドル 5W-High Dome
White Luxeon
(2W駆動)
Rev2 ・p-123パワーパック(Rev2)
・DURACELL電池
・ケース
・11月発売予定12月あるいは来年発売予定
・ランタイム1時間
・LS2より約4倍大きいビーム
・オプションのp-2x123パワーパック使用時は3Wでドライブ
Rev2ヘッドハウジング特長
 
・15m防水 ・よりスリムな本体 ・新しいヒートシンク ・NX-05光学レンズ ・ARコーティングLEXANレンズ 
 ・Rev1とRev2のバッテリーパックが使用可能 ・Natural HA finish処理  ・白色Luxeonのみ  ・SECOND品の発売もある予定?
Rev2回路(PCB)の詳細
レビューでもご紹介しているMADMAXの作者dat2zipさんがデザインにかかわっているようです。(BADBOYがもと?)。
彼はArcとNDA(秘密保持契約)を結んだようです。また、彼のウェブサイトも更新されていますので参照ください。
特徴は

 ・電流規制してのより良い保護回路 ・Rev1よりはるかに高い出力 ・将来のLEDに対応するべく積極的なヒートシンク構造 ・Rev1より高い効率
 ・シャットダウン電圧は1.4Vのため1.5V電池1本での使用は出来なくなったが充電式電池を過放電から保護できる ・小さい回路ボード


パワーパック(電池パック)の詳細

モデル名 標準価格 特徴
TSP-123
P-123 (Rev2)
30ドル CR123A x 1本
LS1にも使用可能
9月発売予定 発売日不明(ただし、試作品のようなものは現時点でArcが直販している)
TSP-2x123P-2x123(Rev2) 40ドル CR123A x 2本
LS1とLS2には使用不可
11月発売予定?
TSP-2AAP-2AA(Rev2) 40ドル 単3 x 2本
LS1にも使用可能
11月発売予定?
Rev2パワーパック特長
 ・2段階の底部スイッチは軽く押してON、離してOFF、強く押して連続ON  ・低部のバッテリー保持部分はスプリング式  ・15m防水
 ・底部スイッチはユーザー自身で交換可能


まとめ
以上がCPF上で発表されたものです。(再度のお願いですが、翻訳が間違っていたらご指摘ください)
その他、LS1およびLS2は短期間の生産にして、LS3にすぺてを置き換え、生産ラインの単純化を図るようです。ただ、ランタイム(使用時間)の問題もあるのでユーザーの反応によっては変更もあるかもしれないと個人的には思います。
出荷スケジュールはArcの今までのことを踏まえると、ずれる可能性もないとはいえませんが、予定通り進むことを期待したいです。また、現行と同じようにSECOND品の販売も考えているようです。

ARC-LSには2つのランクがあります。
主にLuxeonの品質が安定していないという理由から、以下のランクが存在しています。

FIRST・・・・・・・・10年保証。ディーラーを通しての販売はすべてFIRSTになるようです。LUXEONを選別し、明るさ、ビームパターンの美しさが平均以上のものがFIRSTとなる。

SECOND・・・・・・・・販売方法はArc社のサイトでの直販のみ。10年保証なしで初期不良交換のみの対応。LUXEONを選別し、明るさ、ビームパターンの美しさが平均的なものがSECONDとなる。なかにはFIRSTより明るいものも存在するが、それはビームパターンにムラがあったりとArcの品質基準に照らした際、トータルの評価で平均以上でなかった場合である。

また、平均以下のLuxeonはメーカーに返品されるようである



2002年10月15日追加
予定通り?新商品に遅れと変更がでているため2002年8月1日追加の情報を修正、追加しました。
また、近日ヘッドハウジング部分がRev2になったLS1の発売があるようです。個人的には防水が嬉しい点です。その他の特徴は上記の情報を参照ください。


2002年10月2日追加
LS2、LS3に使われるLuxeonの供給がいまいち不安定なためLS1もrev2へ移行して継続販売されるようである。完全なrev2バージョンは現在(10月2日)発売されていないが、PCB部分がrev2になったhybridモデル、いわゆるrev1.5のようなものが出荷されています。今後、バッテリーパック部分はrev2(テールスイッチタイプ)に移行して防水性能もアップする予定です。
モデル 使用Luxeon 電流 PCB rev 備考
LS1 1W-Low Dome
White Luxeon
300mA? Rev1 2002年10月現在、生産終了。
LS1-hybrid
(rev1.5?)
1W-Low Dome
White Luxeon
500mA Rev2 9月後半に100個程度の出荷があったのみで今年は製造されない予定。
他モデルに比べ発熱が大きいが、概ね明るいようである。
シャットダウン電圧が1.4Vと高いため1AAバッテリーパック(単3x1本)は実用的では無くなった
どうしても使いたい場合はリチウムAA電池(1.7V)が必要。
(ニッケル電池に関しては不明)
LS1-hybrid
(rev1.5?)
1W-Low Dome
White Luxeon
400mA Rev2 現行モデル
シャットダウン電圧が1.4Vと高いため1AAバッテリーパック(単3x1本)は実用的では無くなった。どうしても使いたい場合はリチウムAA電池(1.7V)が必要。(ニッケル電池に関しては不明)

それぞれの違いはヘッド側の電池との接点部分のようです。イメージとしては以下のようになります。(Arc社Peterさんに確認しました)




2002年7月14日追加
ディーラーにFIRSTが入荷しているようです。値段は99.95ドル程度のようです。これがARC社のディーラーからのバックオーダーに対する最後の価格保証対象らしく、以後のLSはバッテリーパックを3種類とも買うと160ドル程度になるようです。今回のLSに使用されるLSはBATWING(Luxeonの項目参照)です。

2002年6月7日追加
いろいろと問題を抱えていたCR123Aバッテリーパックですが、最近メーカーより発送されているものは改良されたもののようです。(私の持つ古いタイプは日本製のCR123Aとはあまり相性が良くないようです。先日DURACELLのCR123Aを入手したのですが、これだととてもスムーズに点灯ができます)また、ヘッド部分との色の違いも修正されたようです。

2002年5月30日追加
バックオーダーになっているFIRSTはメーカーによると6月中に出荷したいとのことです(あまりあてにしていませんが)

2002年5月24日追加
次期バージョンでは、いったんスペックから削除されていた防水機能がつくようです。どのようにしてその機能をつけたか、皆さんは驚くことになるでしょうとPeter社長はいっております。
 また、ヒートシンク等の改良により現在の試作品はLEDの発熱を抑えてオーバードライブできるらしいです。(現在のLSは300mA以下、これは定格である350mAよりも低くしてマージンをとっています)

2002年5月18日追加
メーカーのサイトでも案内されているようにFIRSTは11月以降オーダー受付のようですが、その際使われるLuxeon-LEDはハイドーム(より明るいらしい)タイプになる可能性があるようです。(別バージョンとして値段も高くして発売される可能性もあります)

追加: 2002年4月22日
ARC-LSにはFIRSTとsecondの2種類のバージョンが有ります。
いわいる一級品、二級品の違いになると思うのですが、以下に違いをまとめてみました。

FIRST・・・・・・・・バッテリーパック3種類とのセットで160ドル、パーツごとの単体販売有り。光学レンズは新しいタイプ。現時点で注文受付開始は11月。10年保証。ディーラーを通しての販売はすべてFIRSTになるようです。secondより明るい?すみれ色?(未検証)

second・・・・
バッテリーパック3種類とのセットで70ドル、パーツごとの単体販売なし。注文受付は時々、CandlePowerForumでも情報を得ることが可能。販売方法はArc社のサイトでの直販のみ。10年保証なし。光学レンズは旧タイプ(幾分拡散光)、新タイプNX-05(幾分集中光)の混在。光の焦点位置、光の色の個体差(同じwhiteでもオレンジっぽい、スミレ色っぽい、緑色っぽい等)、光のむら等の問題がある(ないものもあるらしい)。この問題は壁から5cmくらいの所から照らしてみるとよく分かります。また、本体の滑り止め部分や加工が荒いものがある。
CndlePowerForumでの情報では手に入れたユーザーはFIRSTとの価格差も考慮に入れた上で、おおむね満足しているようです。また、FIRSTでは修正されているのかもしれませんが、単3×2のバッテリーパック以外は本体部分との色合いが統一されておらず、ほかのバッテリーパック(少し薄い色)と組み合わせた場合、ツートンカラーになってしまいます。(2002年6月現在色合いは統一されてきているようです)

注意点としてCR123バッテリーはメーカーによっては相性があります。電池およびパワーパックの底部の周辺部(プラスチックのリング部分)をこすってしまいます。私が試した限りではパナソニック、富士通は点灯はするのですがこすってしまいました。メーカー推奨はDURACELLのようです。それと、片手でライトを点けたり消したりするのは単3×2のバッテリーパック以外は難しいです。ライトを点灯させていない状態ではどのバッテリーパックを使用しても振ると、中で電池がぶつかる音がします。メーカーのほうもこれらの問題を認識しておりいろいろと改良を重ねているようです。


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